※本ページの分子モデルを参照するには無料の分子表示プラグインChimeが必要です(Chimeに関する注意など)
[関連コンテンツ] 環境ホルモンの3D-QSAR紹介,PDBデータのLigand結合部位,女性ホルモン結合タンパク質の結合部位表示例
環境ホルモン:67物質のリスト廃止 環境省(毎日新聞,2004/11/30) |
【本ページの更新情報】
- 2000/05/07 掲載開始
- 2000/06/01 TBTO分子を再計算して差し替え
- 2000/06/02 図3を追加
- 2000/06/24 メソミル分子を訂正し,有機性値・無機性値と図2も修正
- 2000/07/24 環境庁が優先的に研究を行うことにした7化合物に★マーク付記(環境庁資料 [PDF] 参照,2000/08/02・2001/04/05追記);トリブチルスズ(下表ではTBTCとTBTO),4-オクチルフェノール(直鎖型,分岐型の例;4-t-オクチルフェノール[CAS No.140-66-9]),ノニルフェノール,フタル酸ジブチル,フタル酸ジシクロヘキシル,オクタクロロスチレン,ベンゾフェノン
- 2000/07/31 リンク資料URL確認・修正
- 2000/10/02 図3中の式の係数を訂正
- 2000/10/04 環境ホルモンとして疑われている化合物のlog P 推算追加
- 2000/11/23 環境中優先7化合物にフタル酸ジ-2-エチルヘキシル(★マーク追記)が追加されて8化合物に(環境庁資料参照)
- 2001/02/25 2000年12月の「残留性有機汚染物質(POPs: Persistent Organic Pollutants)の規制に関する国際会議」において,規制・廃絶の条約案の合意がなされた12化合物に★マーク付記(詳細)
- 2001/04/05 環境中優先8化合物にトリフェニルスズ(下表ではTPTC),フタル酸ジエチル,フタル酸ブチルベンジル,アジピン酸ジエチルヘキシルが追加されて12化合物に★マーク追記(環境省資料および毎日新聞記事参照).
- 2001/07/28 厚生労働省が乳幼児が口に含むおもちゃへの使用を禁止したポリ塩化ビニルの可塑剤であるフタル酸ジエチルヘキシル,フタル酸ジイソノニルに★印付記.
- 2001/08/27 「埋設農薬の実態調査の実施について」(農林水産省,2001/06/05,PDF資料)で上げられた5農薬(BHC,DDT,アルドリン,ディルドリン,エンドリン)に△印付記.なお,8月末のNHKニュースで報じられた,環境省が埋設状況を調査することになった6農薬については確認次第付記します(上記POPs規制12化合物と関連し,アルドリン,クロルデン,ディルドリン,エンドリン,ヘプタクロル,DDTと考えられる;環境省関連資料).
- 2001/08/30 環境省がノニルフェノールについて,環境中の濃度でも魚類がメス化する環境ホルモン作用があることを世界で初めて確認したとする,「平成13年度 第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会議事次第」(2001/08/03)中の報告案資料で取り上げられている化合物に☆印付記(★の一部).新規分子として,酢酸トリブチルスズ,分岐型4-ノニルフェノールの例,分岐型4-オクチルフェノールの例[CAS No.140-66-9]を参照可能に.
- 2001/10/08 環境省の平成13年度第2回内分泌攪乱化学物質問題検討会で,計画的に約40物質のリスク評価を行うとして,12年度選定の12化合物に続いてまず追加した以下の8分子に★マーク追記;ペンタクロロフェノール,アミトロール,ビスフェノールA,2,4-ジクロロフェノール,4-ニトロトルエン,フタル酸ジペンチル,フタル酸ジヘキシル,フタル酸ジプロピル
- 2002/03/01 経済産業省の「内分泌かく乱作用を有すると疑われる」と指摘された化学物質の個別物質有害性評価書〔案〕に対する意見の募集について(2002/02/22) [評価資料はPDF] に上げられた以下の15物質群に☆マーク追記;オクタクロロスチレン,スチレンダイマー・トリマー,n-ブチルベンゼン,フタル酸ジシクロヘキシル,ベンゾフェノン,ポリ臭化ビフェニル,2,4-ジクロロフェノール,フタル酸ジエチル,フタル酸ブチルベンジル,4-ニトロトルエン,アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル,フタル酸ジ-n-ブチル,フタル酸ジ-2-エチルヘキシル,ノニルフェノール,ビスフェノールA.
- 2002/05/22 環境ホルモン関連分子の表示窓および関連リンクを追加し,中公新書「胎児の複合汚染 子宮内環境をどう守るか」の記述引用を追記.
- 2002/06/15 「平成13年度 第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会議事次第」(2001/08/03),平成14年度第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会について〔内分泌攪乱作用に関する有害性評価結果(人健康影響、生態系影響)について〕(環境省,2001/06/14)で魚類に対して環境ホルモン作用を確認したとするノニルフェノールと4-オクチルフェノールに▲印付記.
- 2002/10/08 平成14年度第2回内分泌攪乱化学物質問題検討会・報道発表資料(2002/10/07)においてリスク評価に取り組む物質として選定された8化合物(ヘキサクロロベンゼン,ヘキサクロロシクロヘキサン,クロルデン,オキシクロルデン,trans-ノナクロル,DDT,DDE,DDD)に★印付記.
- 2004/01/09 平成15年度第2回内分泌攪乱化学物質問題検討会について(環境省,2004/01/05)で,新たにリスク評価に着手することになった8物質(アルドリン,エンドリン,ディルドリン,ヘプタクロル,マイレックス,ケルセン,マラチオン,ペルメトリン)に★印付記. [NEW!]
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●殺虫剤(代謝物,殺ダニ剤含む) ●除草剤 ●殺菌剤 → 参考 ●プラスチック関連 ●可塑剤 ●防汚塗料 → 参考 ●界面活性剤関連 ●その他 ●合成ホルモン 《補足》性ホルモン → 参考 |
※下表は,現在公表されている多数の環境ホルモン関連化合物リストの中から東京都立衛生研究所『内分泌かく乱化学物質(67物質)データ集』を選び,そこに掲載されている化合物を中心に関連データを収集・自作したもので,その一部は日本分析化学会第13回新潟地区部会研究発表会で報告した.また参照できる分子モデルは,旧化合物リスト掲載データを分子モデリングソフトウェアAlchemy 2000のPM3構造最適化で計算し直した.
◎Alchemy 2000および補助プログラムSciQSAR・SciLogPによる他の計算結果例(ソフトウェアに関しては取り扱い代理店の情報1,2参照),および分子表示プラグインChemscapeChimeの機能を使った分子モデル表示例. 《今後も随時追加》
- 環境ホルモンとして疑われている化合物の分子情報 (1),(1')
- 環境ホルモンとして疑われている化合物の分子情報 (2),(2')
- 環境ホルモンとして疑われている化合物の分子情報 (3)
- 環境ホルモンとして疑われている化合物の分子情報 (4)
- 環境ホルモンとして疑われている化合物のlog P 推算
- 有機塩素化合物の発がん性について
- トピック(1):トルクロホスメチル
- トピック(2):欧州委員会でリストアップされた化合物
- トピック(3):2001年8月公表の環境省資料で取り上げられた化合物
- ChemscapeChimeによる分子モデル表示例リスト
#1 ジチオカーバメイト系農薬についてはこちらを参照してください.“内分泌攪乱物質関連資料で取り上げられている農薬の化学構造式”(国立医薬品食品衛生研究所)でも分子構造例を参照できます.
※ 環境ホルモン関連分子リスト・旧版(イリノイ環境保護局IEPAによる環境ホルモンの仮リスト)
●参考文献・Webページ …ページデータの一部はPDFファイルのため,Acrobat Readerが必要です.
#2 スチレンについては,単量体 monomerに着眼している例と,二量体 dimer(数種類考えられるが,例1・例2・例3参照),三量体 trimer(同,例1・例2・例3[立体異性体あり]参照)の方を疑っている例があります.1998/05/26のNHK「クローズアップ現代」,『男の精子が減っていく/環境ホルモンの影響か』では,二量体・三量体とも例2の方の分子式を上げ,単離して試験をする難しさを紹介していましたが,今後の試験結果が待たれます.また,東京都立衛生研究所「内分泌かく乱化学物質(67物質)データ集」では何れも例2・例3を上げています.
厚生省の資料,「食品衛生調査会毒性・器具容器包装合同部会(1998/03/13)議事次第・・議事録」,「内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会(第3回:1998/07/01)議事次第・議事録」,「同検討会(第5回:1998/10/16)議事次第・議事録」,「同検討会中間報告書(1998/11)・付録資料」や,スチレン等の重合反応についてのページ(The Macrogalleria 内)も参照してください.
元リスト掲載ページで,“Styrene Low Priority, Other Chemicals to be Evaluated”という IEPA のレターが紹介されました.
環境庁が水環境中の存在状況の調査を計画している300化合物のうち,1998年度に調査することになった24化合物にはモノマー・二量体・三量体が含まれています(以下の関係ページ参照).
日本即席食品工業協会「カップめん容器の安全性に関する研究報告」被験物質では多数の二量体・三量体をあげています.
平成12年度 第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会議事次第(環境庁,2000/07/21)の資料で詳しく解説されています.また,これに関連して横国大・中西準子氏の雑感『スチレン2量体・3量体』(2000/09/12)もご参照ください.
スチレンダイマー・トリマー(SD・ST)の環境ホルモン作用に関する研究論文の発表について(東京都立衛生研究所・大山謙一 他,2001/07/02) → 発表論文要旨(英文),東京都立衛生研究所・内分泌かく乱化学物質参照.
経済産業省による「内分泌かく乱作用を有すると疑われる」と指摘された化学物質の個別物質有害性評価書〔案〕に対する意見の募集について(2002/02/22)の“スチレンダイマー、スチレントリマーの有害性評価”[PDF]参照.
中公新書「胎児の複合汚染 子宮内環境をどう守るか」pp.194-200の付録『環境ホルモンと疑われる化学物質』の表では,上掲環境省の検討会(2000/07/21)の資料に基づいてスチレン2量体・3量体を削除. [NEW!]
#3 ダイオキシン類(PCDD,PCDF,PCB)については,ダイオキシン類関連ページ参照.
また,PCB については,その代謝物のp-オキシPCB(例:2',4',6'-トリクロロ-4-ヒドロキシビフェニル)のエストロゲン様化合物としての活性が高いことが知られています.
#4 ビスフェノールA・ポリカーボネートについては,厚生省資料「抗菌剤入りポリカーボネート樹脂製食品用器具の回収について(1997/10/03)」・「食品衛生調査会毒性・器具容器包装合同部会(1998/03/13)議事次第」・「内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会中間報告書(1998/11)・付録資料」,本ページ内の“ビスフェノールAとポリカーボネート”も参照して下さい.
#5 可塑剤のうちフタル酸エステルについては,NTPによるフタル酸エステル類の最終報告書参照.また可塑剤の一部は化学物質過敏症の問題でも取り上げられている.
#6 2002/06/14,環境省の「平成14年度第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会について〔内分泌攪乱作用に関する有害性評価結果(人健康影響、生態系影響)について〕」において,「げっ歯類を用いた1世代試験」及び「試験管内(in vitro)試験」で,トリブチルスズ,フタル酸ジ-n-ブチル,オクタクロロスチレン,ベンゾフェノン,フタル酸ジシクロヘキシル,フタル酸ジ-2-エチルヘキシル,フタル酸ブチルベンジル,フタル酸ジエチル,アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル,トリフェニルスズの9物質について内分泌撹乱作用は認められなかったと報告(フタル酸ジ-n-ブチルについては追試中).ただし,生態系影響(魚類)に関する有害性評価では,オクタクロロスチレン,フタル酸ブチルベンジル,フタル酸ジエチル,トリフェニルスズでは同様に内分泌撹乱作用が認められず,フタル酸ジ-n-ブチル,フタル酸ジ-2-エチルヘキシル,フタル酸ジシクロヘキシル,アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル,ベンゾフェノンについては追試中である.なお,4-オクチルフェノール(▲印)については生態系影響(魚類)に関する有害性評価で内分泌撹乱作用を確認したとしている. [NEW!]
※ 有機概念図については,“『Excel97用有機概念図計算シート』の使用方法 ”のページ参照.
※ オクタノール/水系分配係数(log P)については,「パソコンで見る動く分子事典」p.309(定量的構造活性相関,QSAR)および参考画像参照.なお,環境ホルモンの調査研究におけるQSAR利用に言及した資料には,内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会中間報告書(厚生省,1998/11),平成11年度第1回化学品審議会安全対策部会議事要旨(通産省,1999/09/14)などがある.
※ 農薬全般については,農薬に関する情報(国立医薬品食品衛生研究所)[Chime版分子あり],農薬データベース(国立環境研究所)[分子構造はChimeではなくChemdraw版],農薬事典(本間作成)もご参照ください.
※ 分子の見方の基本については,“「分子の形と性質」学習帳”をご参照ください.
※ 分子科学計算の基礎については,“計算化学演習”をご参照ください.

図1 環境ホルモン関連化合物のオクタノール/水系分配係数(log P)値の分布

図2 環境ホルモン関連化合物の有機概念図

図3 環境ホルモン関連化合物における有機概念図の有機性・無機性値とlog P の関係
※2000/10/01以前は,図3最下段の式のΣoの係数を0.016070としていましたが,0.010607の間違いでしたのでお詫びして修正いたします.また,上記データに若干データを追加したlog P 推算結果もご参照ください.
※資料により,環境ホルモンとして上げている化合物が異なります.