【3】可視吸収スペクトル測定とその計算(OrangeIIを例に)


●可視吸収スペクトル測定 → OrangeII合成実験

図1 可視吸収スペクトル測定用のOrangeII水溶液調製

図2a 染料合成で得られたOrangeIIの可視吸収スペクトル

図2b 可視吸収スペクトル(スペクトル色表示)

図2c 透過率スペクトル(スペクトル色表示)


図3 OrangeIIの検量線


●可視吸収スペクトルの計算

 ここでは励起エネルギー計算をWinMOPACで行った。計算に先立ってChem3Dで分子を組み立ててPM3により最適化した。以下にそのOrangeII分子を示す。


Electrostatic Potential  Lipophilic Potential
Orange II 〈ion〉

 続いてこれをmop形式で保存してMOPACで励起エネルギー計算を行うことができる。
 MOS-F入力データのMethodsで,INDO/S,CNDO/S,CNDO/S2,CNDO/S3,CNDO/2の選択が可能である。以下にCNDO/Sを用い,Chargeで-1を指定した計算結果例を示す。

図4 Orange IIの励起エネルギー計算結果例(MOPAC,CNDO/S)


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