= @nifty「化学の広場」2001年4月の分子 =
●データ引用:工藤一秋,『化学グランプリ2000第一次選考報告(その2)』,化学と教育,2001年4月号,p.228

◆ 美しい緑色蛍光を発するタンパク質/GFP ◆
(2001年6月7日掲載)

「高校化学グランプリ2001」参加者募集中!!(参加申込み締切り:2001/06/30 → 要項

 今月は「高校化学グランプリ2001」の参加者募集開始を受けて,昨年度の一次選考の問題に出ていた化合物の話題です(PDFデータで問題解答参照可)。先月取り上げた分子がDNAでしたから,それと関連の深いタンパク質の話題ということにもなります。
 美しい緑色の蛍光を発するタンパク質GFP(Green Fluorescent Protein)に関するもので,以下の蛍光発生部分の分子構造について,その構成アミノ酸単位を見つける問題です。図中のにならって,アミノ酸単位を枠線で囲んでみましょう。ただし,単結合が二重結合に変化しているものがあるほか,新たに生成している炭素-窒素結合が1つあることに注意してください。
 GFPはYahoo!のカテゴリー(英文)が設けられているくらい,注目されているタンパク質です。
(詳しくは上記解説と参考Webページをご覧ください)
※アミノ酸の分子構造図の


GFP(Green Fluorescent Protein)の蛍光発生部分の構造〔問題の解答〕


3次元構造例(初期座標は適当で,MM2計算後末端原子をLpに変更)


「今月の分子」最新版 | 「今月の分子」過去の掲載記事リスト

@nifty「化学の広場」 ‖ 日本化学会 | 『化学と工業』 | 『化学と教育』

※このトピック記事は,「化学の広場」の運営スタッフが毎月交代で担当します(今月の担当:シェーマ).